イタリアの子供達、夏休みどう過ごす?!
イタリアの小学校の夏休みは長い!
そう6月初旬から9月中旬まで丸々3ヶ月 😯 😯 😯
さてさて、そんな長い夏休みイタリアの子供達はどう過ごすのか?少しご紹介します。
目次
1、夏の課外教室に参加する
市が運営している夏季教室
一週間20ユーロで朝から13時まで(昼食はなし)運動したりゲームをしたりします。先生ではなく高校生以上のお兄さんお姉さんが先生役で子供達をリードしてくれます。
勉強ではなく遊びの延長という感じ。
毎週水曜は山にトレッキング、プールの日があったり(別料金だけど)でとても楽しそう。
低学年、高学年と2チームに別れて行動するので年の違うこと遊べるのもメリット。イタリアは幼稚園も年齢ミックスクラス、自然と年齢と違う子と触れ合えるのはモンテッソーリ的なのかもしれませんね。
教会の後ろの広場からは毎朝楽しそうな声が朝から聞こえてきます。
スポーツ施設が運営する
朝から16時までスポーツ漬け!
プール、テニス、半屋内テニス、サッカー、バレー、バスケなど体験したことのないスポーツも体験できる。朝からずっと屋外で過ごすハードなタイプ。
お昼ご飯付きで一週間120ユーロなので、少々高め。
他にもサッカーだけ、テニスだけなど一つのスポーツに集中して行われるサマーキャンプもあります。
音楽施設が運営する
ピアノ、ギター、ドラムなどの体験と英語、遊び、スポーツ、宿題のサポート全ても含まれているタイプ。
ここでもお兄さんお姉さんが子供相手になってくれます。
美術館が運営する
私の住む街Mantovaでは、Palazzo Te(テ宮殿)という、ジュリオロマーノが1400年に設計した宮殿内で美術を学べます。
宮殿の内部を見学するのはもちろん、美術、演劇、芸術的創作のアクティビティに取り組みます、週の最後金曜にはその制作発表会。
定員7名と狭き門ですが、小さなグループで学べる良いチャンスだと思います。
これは来年は娘にも通ってもらいたいな~と
農場でサマーキャンプ
大自然の中で動物に触れあいながら過ごす。
このコースは幼稚園生向けにも大人気!
どのサマーキャンプも一週間単位で申し込みができるので、バカンスや親の仕事の予定に合わせて日付を選べるのがいいところ!
いろんな体験を一週間おきに受けてみるというのも楽しそうですね。
2、おじいちゃんおばあちゃんの家に長期滞在
北イタリアには、南イタリアから移住してきてる人も多いので子供は祖父母の家に帰省させるというパターン。南イタリアの海の近くでずっと過ごせるなんてまさにバカンス!
3、プール漬け
海なし県に住む私たちは、プールの数が豊富!!
親が働いている子供は祖父母と一緒に朝から夕方までプールも多い話。
私の娘(6歳)もプール漬けの毎日です、プールについてからは友達と勝手に遊びに行くので親はリラックス。
マンツーマンの水泳教室もあります。
こんな風に夏休み中の短期集中型の水泳教室も多く開かれます。
いつもプールで遊ぶ子供達。6歳の娘含め、野生児のように自然と泳ぎ方を覚えてるタイプの子が多いのですが、飛び込んで逆のプールサイドまで17m競争が今年の遊び。イルカのように体を動かして泳ぐ子、サッカーをやってるからかキック力が強い子、独自の泳ぎ方で競争しているのが微笑ましいのです。
4、家族とバカンス
もちろんイタリア人、どんな状況でもバカンスは欠かせません。
二週間の休暇をもらえる会社が多いので、丸々二週間、海か山。これが一般的なイタリア人のバカンススタイル 😀
パリ、ロンドン、ベネチアなど、この時期に街に観光に行く人はゼロ。
海?山?の二択しかありません(笑)
そして、夏休み明け、黒く焼けた肌を見せ合い、どこの海行ったの?という具合。黒くなっている方が夏休みを満喫した証なのです(笑)
5、日本帰省の子供達も
日本とハーフの子供達は6月に帰国して、日本の小学校が夏休みになるまで通う話もよく聞きます。
イタリア人に言わせると「夏休みの間に日本の学校に行かないといけないなんて可哀想~」と。
ですが、いい経験になることは間違いないですね。
宿題は?
もちろん、宿題もあります。
指定された問題集を本屋で購入して家でやりましょうという感じ。これ、答えがない上、学校で答え合わせしないみたいなので、、ちょっと意味あるのかな?と思いますが。
日本のように、自由研究、標語、ポスターなどはありません。
40日の夏休みにたくさんの宿題がある日本の子達より少ないかな?という印象はぬぐえませんね 😯
まとめ
イタリアの子供達、3ヶ月間休みですが一週間単位でも色々な体験ができるのは良い事だなと思います。
長い長いイタリアの子供達の夏休み、親はヘトヘトですが子供はのびのび。
9月12日からの新学期が待ち遠しいです。