イタリアで出産は無料?
イタリアでの妊娠生活を振りかえり。
最近また第二子の妊娠中のお友達も増えて、イタリアでの妊婦生活を思い出してみました。やはり日本とは違う、、イタリア事情があります。
妊娠生活
イタリアでは出産は無料?!
というのも、妊娠期間、検診は市の診療所で無料で受けることができます。私の町では、市役所に併設されていました。常駐しているのは、助産師さんで1ヶ月に1回の検診、口頭での質問や内診、外部でした血液検査や尿検査の結果などを見てくれます。
問題や心配事がある場合は、病院へ招待状を書いてくれます。招待状を持って病院へ行けば、無料で診察をしてもらうこともできます。
ですので問題がない場合は、1ヶ月に1回、診療所で経過を見て行きます。
重要なポイントでは病院へ
20週目、30週目と病院でエコーを用いての精密検査があります。これも診療所の助産師さんが計画立てて病院への招待状をくれます。
20週目のMorfologia では、赤ちゃんの形態を詳しくチェックしてくれます。そこで性別がわかることが多いのでドキドキでした。
出生前検査は有料ですが、受けるかどうかの判断もさせられます。
i difetti cromosomici・・染色体の検査
i difetti del DNA・・遺伝子検査
le malformazioni・・先天異常検査
「アジア人はかかりやすいから日本人のあなたもした方がいいわよ」と勧められました!そうなんですね・・
エコーは最低限
ただエコーに関しては、基本、病院で産科医にしてもらうので、とても少ないです!
初めの心音を聞くとき(これは診療所)、20週目のMorfologia 、30週目の検診の時と、
日本に比べて少ない?と思うのですが、、どうでしょう?
なんとなく、私のイメージとしては、「わぁこんなに大きくなってる〜」「旦那に似てる〜」などエコーで成長をみる的なイメージがあったので、エコー少ないんだ。と、ちょっと残念な気持ちになりました。
もちろん、希望すれば、有料ですがプライベートの病院で追加エコーや3Dエコーなどをすることも可能です。
プレママ教室
いよいよ、妊娠生活も終盤になると、プレママ教室のようなものもオススメされます。これも市で開催するもの、薬局が開催するものなど様々です。
私は市が開催している教室へ。
そこで実際の病院への見学、分娩室の見学も連れて行ってもらいました。
妊娠生活で病院へ行くのはこれが2回目!
妊娠生活の大半を診療所がお世話してくれるので、出産する病院がとても敷居の高い場所?!場違いな場所だと感じたのを覚えています(笑)
分娩室は、オレンジ色、ピンク色、ブルーなど色が分かれていました。シャワー室には椅子も置いてあり陣痛の間は暖かいシャワーを浴びることもできる、いろんな体制に対応できるようにロープがぶら下がっていたり、水中分娩のための浴槽がある部屋もありました。
ただ、経験してみると分娩室を選ぶ余裕なんてなかったのですが・・。色はピンクだったのをかすかに覚えています(笑)
見学の間にも出産中の人がいてとても臨場感がありました 😯
入院は48時間
さて、臨月になると入院中の準備が必要になってきます。
これもプレママ教室で教わりました。イタリアの入院生活は
・子供の着替え(ボディ、冬の場合は長袖ボディ、靴下、帽子)
肌着という文化がないため、産まれてすぐボディを着せます。私は肌着を日本から送ってもらって持って行きましたが看護師が着せ方がわからないと・・へんてこりんな状態で娘が戻ってきました。肌着は使えない・・と痛感しました。
・お母さんのパジャマ
・出産後用の下着
・授乳用のブラジャー
・出産後用のオムツ
・羽織るもの
・スリッパ
・バスタオル
・シャンプー、洗顔などビューティグッズ
これらを大きすぎないカバンに入れて家に置いておくように!と教わりました。
そこでママさんから質問!
「
シャワーの後にバスタオルでなく、バスロブを使うのがイタリアでは習慣。わからない質問ではないけど、バスロブ持ってこなくても〜と私は心の中で呟いたのはいうまでもありません。。
ですが!!!実際、出産後シャワー浴びた際、痛すぎる身体にはバスロブが最適だった。あのママさん正解だったなぁ次は絶対バスロブ持って行こうと心に誓いました。
私は、二日後の退院時、おしゃれなどすることもできず着れるもの着て身体を引きずりながら帰宅したのを覚えています(笑) 😯
まとめ
市の診療所に通って、通常の検査を受けて、プレママ教室、出産、入院費は全て無料でした。もちろんリクエストすれば、追加のエコーや精密検査を有料でやってくれます。
さらに、出産後にお祝い金ももらえるので、子供がたくさん産めるいい制度?と思うのですが、少子化問題はイタリアでも深刻です。
分娩室での笑いと怒り、病院食など、出産後にについてもまた記載します。