イタリアの父の日

Published by Cocci Cocci on

コロナ3波?4波?イタリアの現状

Buongiorno!!

イタリアでは、コロナの影響で35日から再び学校が閉鎖になり、ソフトロックダウンの真っ只中。

私の住むマントヴァは、毎日300人以上の新規感染者が出ています。人口41万人あたり毎日300人の増加、今日時点で治った人も含めて26千人。つまり人口の6%が感染ずみという状況です。

ここまで来たら感染するのも時間の問題。

東京の人口が1300万人(約30倍)なので、同じ数値にすると東京都内で毎日9000人近くか新規感染しているとういう恐ろしい数値です 😯 

閉鎖となった4歳娘の幼稚園も、週二回のオンライン授業が再開しました。

送迎だけでは見れない、学ぶ姿、先生の教え方などを目の当たりにできるのは親としては新鮮です。

縦割りクラスで同じクラスに3~5歳までの子がいるので、授業はそれぞれの年齢ごとにあります。

その様子をお伝えします!

父の日の課題

319日の父の日が近いということもあり、お父さんの似顔絵を描こうというお題が出ました。

(3月8日は女性の日、4月にはイースターがあるので3月19日の父の日、正直存在感が薄いです。忘れていました!しっかり女性の日は覚えていたくせに・・)

先生が一人一人に聞いていきます、

「お父さんの目の色は?」

「髪の色は?」

「ヒゲはどんなの?」

(日本だったらありえない質問・・と、一人で隣で苦笑)

そして、お父さんの目が青だったときの反応、

「おーーーー、ブルー!、いいねーー!」

青い目の人気が高いのです。

特徴をよく捉えて似顔絵を描きましょうというお題でした。

そして、父の日までにこれを色ぬりしてくださいと出されたお題。

「誰だ?」と思ったら、イエス・キリストの父、聖ジョゼッぺ。

あ~父の日って、キリストの父の日と関連しているのか!と初めて知りました。

父の日の起源

319日は、キリストの父とされる、聖ジョゼッぺが亡くなった日で、聖ジョゼッぺの日とされています。

聖ジョゼッぺはキリストの父とされています。”されている”のは、そもそもキリストは神の子、お父さんは「神様」、なので聖ジョゼッぺは実の父ではなく、育ての父なのです。キリストを育てたあげたジョゼッペッが亡くなった日を「聖ジョゼッぺの日」=「父の日」としたのが起源となっているようです。

ここはカトリックの国、当たり前のようにキリストの名前が出てきたのにびっくりでした。

(私が無知すぎるのですが・・)

そのため、水曜日の授業にはキリスト教を教える先生がオンラインに登場して、聖ジョゼッペの話をしてくれるそうです。

私もとても興味があり楽しみです。

宗教の授業は、別の宗教の子(イスラム教、ヒンドゥー)無宗教の家庭では、受けないという選択も可能です。

父の日、定番のお菓子

エジプトに脱出した際に家族を養うために作って売ったというお菓子が、父の日の定番お菓子になっています。定番なのは、この二つ。

フリテッリ(le frittelleあげたドーナツのようなお菓子

ゼッポレ(le zeppole)あげたシュークリームの生地の上にカスタードクリームが絞ってある

とにかく甘い!!揚げ物なので重たいのですが、美味しいです。

幼稚園からパパのために一緒に手作りしてとレシピまで送られてきました。

今年は家族で食べようと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

さすがカトリックの国、父の日もキリスト教と関係していること、恥ずかしながら私は今知りました。

だけど母の日は、マリア様とは関係ないようで、、、そのあたりはまた紹介します。