サンタだけじゃない!プレゼントを運んでくる聖人
明日クリスマスプレゼントが届きます!
私の住むマントヴァでは、サンタクロースの他にこの時期にプレゼントを運んでくれる人がます。むしろ、サンタさんよりも重要視されているのです。
それが、サンタルチアです。
私の住むマントヴァ含めブレーシャ、クレモナなどでは根強く残っている伝統です。娘の保育園では、サンタクロースでなく、サンタルチア宛てに書いた手紙をみんなで郵便局に届けに行くというイベントもあります。
もちろんクラス全員で歌う合唱の曲もサンタルチアの歌。
このエリアでサンタルチアが重要な伝統行事になっている証拠ですね。
サンタルチアって誰?
12月13日はシチリア島のシラクーサでサンタルチアが死んだ日。
サンタルチはキリスト教迫害の際に、目をくりぬかれたと言われ、「盲目の聖人」と呼ばれています。
トナカイではなく、、
そのサンタルチアがロバを連れ、鈴を鳴らしながら“良い”子供のいる家にプレゼントを配って歩き回るのです。悪さをする子には炭が置かれます。
子供たちはサンタルチアとロバのために、「ミルクとビスケット、人参や藁」などを用意してベットへ。翌朝の13日、目覚めてみると空っぽになったミルクのお皿を見て「サンタルチアがきたー!」と叫び、置いていってくれたプレゼントを手に取り喜ぶのです。
プレゼントは、
綺麗に包装されたプレゼントではなく、空っぽのお皿の近くに無造作に置かれています。クッキーのかけらを辿っていった先にプレゼント、ロバが残したキラキラの粉を辿っていった先に発見など、様々です。
ここは親の遊びココロが問われますね 🙂
まとめ
もちろんサンタクロースもやってくるので、親としては大変、でも子供達は楽しみなクリスマスシーズンです。
さてさて、明日(13日の朝)どんな反応するのか楽しみです。