野外オペラの季節

Published by Cocci Cocci on

Veronaのオペラ

夏本番、イタリアでは野外オペラの季節!

ローマではカラカラ浴場、ヴェローナではアレーナでの野外オペラが有名ですね!夕方涼しくなる頃から始まり、女性は少しドレスアップ、男性もジャケットを来て参加、最前列の人たちは結婚式にでも参加するようなドレスで私は、そうゆう方の着こなしを見るだけでも満足。自分自身も何か違う特別な夜のような背中がシャンとして気持ちが高ぶります。

子供が産まれてからは随分そうゆう世界とは離れていたのですが、昨晩近所の教会の広場でジョゼッぺ・ヴェルディの悲劇「リゴレット」の公演があるというので見てきました!娘も一緒に(笑)

周りは着飾った女性たちというより、地元のおばさま・おじさまたちが少し正装をして、子供もオッケーの和やかな雰囲気でした。教会の広場ですから、車のライトが当たって光が入ったり、自転車に乗った子供たちが横を通り過ぎたり(シーッ 🤫と言われてましたが)、いかにもオープンという状況でした。

9時半開演。

フルオーケストラが野外で響き、オペラが始まった瞬間に、ゾクゾク〜と鳥肌!迫力はすごいものでした。

こんなにたくさんの人が
教会の前に特設ステージ、こんなにたくさんの人が

ジョゼッぺ・ヴェルディの「リゴレット」

ジョゼッぺ・ベルディはイタリアを代表する作曲家です。

ジュゼッペ・フォルトゥニーノ・フランチェスコ・ヴェルディ(Giuseppe Fortunino Francesco Verdi、1813年10月10日1901年1月27日)は、19世紀を代表するイタリアロマン派音楽作曲家であり、主にオペラを制作した。代表作は『ナブッコ』、『リゴレット』、『椿姫』、『アイーダ』などがある。彼の作品は世界中のオペラハウスで演じられ、またジャンルを超えた展開を見せつつ大衆文化に広く根付いている。ヴェルディの活動はイタリア・オペラに変革をもたらし、現代に至る最も重要な人物と評される[1]1962年から1981年まで、1000リレリラの複数形)紙幣に肖像が採用されていた。(ウィキペディアより)

代表作品にも上がっている「リゴレット」は、なんと私がすむマントヴァが舞台になっているのです!マントヴァにはリゴレットの家という観光名所もあるほど。なので絶対いつか見てみたい!という夢も叶いました。

マントヴァの観光情報に関してはこちらをご覧ください。

https://yukoyanagi.wixsite.com/welcomemantova

プログラム

イタリアらしい?

2幕が終わった後、大拍手の中、

主役のリゴレットが、「ありがとう、みんな落ち着いて〜」

と観客に普通の声で話しかける。

「マエストラオッケー?」と何やら確認。

舞台上で確認するか?と私も観客も笑っていたら、

「あはは、生放送だからね!」とすぐにまた歌い始める。。

そして、終盤、風が強くなって雨が降りそうになりました。強い風でセットの柱が倒れ役者さんに直撃。。。 オーケストラの楽譜やマエストラの楽譜も飛んでいきそうでヒヤヒヤ。

それでも「大丈夫!これくらい事故ではないので続けましょう」とアナウンス。

最後の方のシーンで、殺し屋が酒場で歌うシーン「雨が〜降るだろう〜♫」このセリフの後、会場が爆笑!まさに今!みたいな。オペラでこんなに会場が笑うって・・・イタリアらしい。

とにかく3時間があっとゆうまの公演「ブラービー」「ブラーボ」「ブラーバ」と拍手で幕を閉じました。

たっぷりの三時間で映画と対して変わらない15ユーロ

大満足の一夜でした。

娘は公演始まって5分後から爆睡!一度も起きず、椅子の上でオペラに浸りながら熟睡してました。3歳の娘にしたら楽しくないだろうけど、小さい頃からこうゆう機会が与えられることはいいことだなと思いました。