カーニバルの季節!
イタリアでは3月5日がカーニバルの季節
カーニバルと聞いて思い浮かぶのはベネチアのカーニバルでしょうか?中世の豪華な衣装をきてマスクをつけて、仮面武道会さながら!そんな人たちがベネチアの街を歩く。イタリアのカーニバルの代表です。
私も数年前にベネチアのカーニバルを訪れましたが、人、人、人!そして、至る所で写真撮影、仮装優秀コンテストなんかも行われていました。
ただイタリアに移住して知ったのは、カーニバルは子供にとってもお祭り行事!それを今回は紹介します。
そもそもカーニバルとは?
カーニバルはカトリックの国で行われる行事です。
パスクア(イースター復活祭)から40日前の期間のことを「クァレジマ(Quaresima)」と呼び、この期間は信仰について深く考え、自分を浄化するべき期間と定められていて、伝統的にこの期間は断食・禁欲の期間とされていました。その禁欲の前の行事ををカーニバルと呼び、断食が始まる前にお祝いする!となっているのです。カーニバルは火曜日と決められていてその日は学校もお休みになります。月曜も連休で4連休。そして、前週の木曜がお肉を食べ納めの日。と決まっているようです。
パスクア(復活祭)の日は、月の満ち欠けによって変わるので、カーニバルの日は毎年変わります。今年は4月20日、その40日前の3月5日(ちょっと40日より多いですけど・・・)がカーニバルの日です。
学校など子供達の様子は?
保育園や学校、街ではカーニバルのイベントがたくさんあります。子供達は、ハローウィンのように好きな衣装やマスクをつけて仮装します。コリアンドリという色とりどりの紙吹雪をばらまいて遊びます。なので、この時期は道中にはたくさんのコリアンドリが散らばっています。
私の娘は2歳半なのですが、プリンセスがいい!というこだわりがあり、シンデレラのドレスを準備、2月28日は保育園でイベント、3月1日、3月3日は街でイベントもありました。去年は熊の着ぐるみで何も言わなかったのに、2歳すぎるとすごいこだわり、、成長を感じます。今年は太陽もあってポカポカだったので、シンデレラもお外で披露できました。
そして、私たちの住むエリアではカーニバルの時期の定番のお菓子として、ラトゥーゲ(Latughe)、別名キアッキエレ(Chiacchiere)という名前のお菓子によく出会います。
「Latughe=レタス」の意味のように、葉っぱのように薄い形をした甘いお菓子です。
「Chiacchiere=おしゃべり」食べながらたくさんおしゃべりするってことなのかな?
キリスト教ではない私としては、子供との楽しいイベント期間という感じで毎年楽しみな行事の一つです。
侑子