イタリアのクリスマス
クリスマスツリー点灯の日?
12月に入りイタリアもクリスマスモードになってきました。
イタリアでは12月8日の「聖母無原罪の御宿りの日」から1月6日の「エピファニア」までツリーに明かりが点灯されます。
FirenzeのDuomo横に立つ巨大ツリーも11月下旬に設置され、12月8日16時半頃から点灯式が毎年行われます!毎年すごい人だかり。
ハローウィンが終わればすぐクリスマスモード!という日本よりはだいぶ遅いクリスマスの始まりですが、キリスト教を尊重した本来の意味のクリスマスとしての正しい姿なのかもしれませんね。
サンタでなくサンタルチアからプレゼント
ここマントヴァに嫁いできて知ったのですが、24日のサンタさん以外にSanta Lucia(サンタルチア)という聖人がプレゼントを持ってきてくれる日があるのです!このエリア含め、ブレーシャ、クレモナなどではこの伝説が根強く残っているようで、2歳の娘も保育園でサンタルチアのイベントがあったり読み聞かせがあったりするようです。
サンタルチアって誰?と説明すると、12月13日はシチリア島のシラクーサでサンタルチアが死んだ日。サンタルチはキリスト教迫害の際に、目をくりぬかれたと言われ、「盲目の聖人」と呼ばれています。そのサンタルチアがロバを連れ、鈴を鳴らしながら12月12日の夜中に子供のいる家にプレゼントを配って歩き回るのです。子供たちはロバのために、「暖かいミルクとビスケット」(コーヒーやヴィンサントを用意するエリアも)を用意してベットへ。翌朝の13日、目覚めてみるとからっぽになったミルクのお皿を見て「サンタルチアがきたー」と叫び、置いていってくれたプレゼントを手に取り喜ぶのです。ただ、1年いい子に過ごしていた子供のところだけにサンタルチアはやってくるので、「いい子にしてないとサンタルチアこないよー」というセリフはこの頃あちこちで聞きます(笑)
もちろん24日にサンタさんもくるので子供にとっては嬉しい、親にとってはちょっと苦しい12月です。
新商品の準備
先日新しい取引先と一回目の会議をしました。詳しくはまだ言えませんが、全てが手作り、生産者の思いがとっても詰まった知育玩具です。娘も気に入ったようでずっと遊んでいます。早くみなさんにお届けできるように!と思っています。